2 本のフックで瞳孔拡張操作を安全、確実にコントロール。

ご考案者　留守 良太 先生　
（和歌山県橋本市 トメモリ眼科・形成外科）コメント

「小瞳孔やIFISなどの症例では手術中に瞳孔拡張操作が必要となります。無理な操作を行うと、瞳孔縁や虹彩、隅角が損傷され、前房出血を起こす可能性があります。このような状況を予防し、スムーズな挿入を行うための①トメ1フック、 ②トメ2プシュフックです。ビデオのように二つのフックを使用することで組織損傷を防ぎ、術後炎症を低減する事が可能です。
②は12時部の挿入に使用します。押し込む操作ではリングが滑らず位置をコントロールでき、装着後は器具を真っ直ぐ引き抜くと虹彩に損傷を与えず自然に外れる設計となっています。基本操作は2本のフックを用いて電車の屋根にある菱形のパンダグラフを縮めるように操作します。瞳孔の状態によっては②のみで挿入が可能です。」