水晶体嚢上に直接マーキング可能な画期的アイテム。

強角膜切開創からのアプロ−チにより、水晶体前嚢上に直接CCCマ−キングが可能となるように、柄の両端に同じサイズの半円形のマーカーを取り付け、片側のマーカーでマ−キング後、180°返して反対側のマーカーで残りの半円のマ−キングを行ない、円が完成されるように設計されました。また、均一なマ−キングを行ないやすくするため、半円の手前側に角度を設けました。

ご考案者 鈴木 久晴 先生（日本医科大学武蔵小杉病院 眼科）
コメント
「今までのCCCマーカーは角膜へのマーキングが一般的であり、角膜形状や前房深度に影響を受けました。鈴木式CCCマーカーは水晶体へ直接マーキングすることにより、より眼内レンズとCCCの大きさをイメージしやすくなります。挿入時には切開創の端に沿うようにすると出し入れが容易です。

また、圧痕だけでもある程度跡がつきますが、染色する場合には、前房内貯留性が高い粘弾性物質を使用し、マーカーの接触面にピオクタニンを塗布し、ある程度乾かしてから使用することをお勧めします。」