光と色について

2018/08/27

このコーナーでは、イナミ公式キャラクターeyenamix α(アイナミックス アルファ)がストックしている(=必死でかき集めた)使える営業ネタや、知っていて得すると思われる業界情報をお伝えしていきます。

皆様におきましてはすでにご存じの内容もあるかとは思いますが、復習の意味も兼ねて是非ご一読いただいた上、御社内で情報共有をしていただければありがたい限りです。

可視光線

私たちがものを見ることができるのは、可視光線と呼ばれる光が、わたくしたち人間の眼を刺激して、明るさや色を感じさせるためです。
可視光線とは、「電磁波」のうち、人が見ることのできる波長域を指します。

この周波数の領域(可視光線)を網膜が感知すると、短波長380nm=紫~長波長780nm=赤までの色を脳が認識します。
※波長成分により分けられた可視光線(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)をスペクトルと呼びます。 
※アインシュタインが解明

電磁波イメージ

電磁波とは何か?

電界と磁界が相互に作用することで、エネルギーの波が生まれ、その波は空間を光の速度で伝わっていきます。 電磁波は、この電気と磁気の両方の性質をもつ「エネルギーの波」 のことを指します。
また、電磁波は周波数(1秒間に生じる波)で表されます。

視細胞と色の認識

網膜には視細胞(光受容細胞)と呼ばれる桿体細胞と錐体細胞があり、目に入ってきた光の情報(可視光の波長の組み合わせ)を、電気信号に変換し、視神経を通じて脳に伝達します。

【桿体細胞】
主に周辺網膜に広く分布し、明るさを感知します。

【錐体細胞】
黄斑部に密集しており、色や形を認識します。

錐体細胞の種類

錐体細胞には以下の3種類があります。
①赤錐体(R):長波長域に反応
②緑錐体(G):中波長域に反応
③青錐体(B):短波長域に反応

上記で分かる通り、光の三原色(RGB)とはこの錐体細胞からきています!
光が重なれば重なるほど明るくなる性質を持っています。

※反対に色の3原色(CMY)は、重なれば重なるほど暗くなります。

光の三原色と色の三原色

  • 光の三原色

  • 色の三原色

【光の三原色】
光は混ぜ合わせるとどんどん明るくなります。(加法混合) 
赤・緑・青の原色を100%で重ねると、白になります。
※ディスプレイなどの発光物に応用されています。

【色の三原色】
色は混ぜ合わせるとどんどん暗くなります。(減法混色)
シアン(C)・マゼンダ(M)・イエロー(Y)を100%で重ねると、黒になります。
※写真や印刷物などの色の塗りに応用されています。
(実際にはk(黒)を補足し、CMYKとする必要があります)