白内障手術の分類

2018/01/25

このコーナーでは、イナミ公式キャラクターeyenamix α(アイナミックス アルファ)がストックしている(=必死でかき集めた)使える営業ネタや、知っていて得すると思われる業界情報をお伝えしていきます。

白内障手術の目的

白内障は、水晶体が何らかの原因で白く濁ってしまう病気です。
白内障手術の目的は、白く濁った水晶体を除去し、眼内レンズを埋め込むことです。

白内障手術の種類と適応

現在行われている白内障の手術は大きく分けて3種類です。
超音波乳化吸引術(PEA+IOL)が主流ですが、状況に応じて水晶体嚢外摘出術(ECCE)、水晶体嚢内摘出術(ICCE)が適応されます。

① PEA+IOL (超音波乳化吸引術 +眼内レンズ挿入術)

前嚢を切開し、核・皮質を超音波で砕いて吸引。

白内障が進行している場合(核が硬い場合) ×
チン小帯が弱い場合 ×
縫合 不要
切開創 2~3mm

② ECCE (水晶体嚢外摘出術)

前嚢を切開し、核・皮質を摘出。

白内障が進行している場合(核が硬い場合)
チン小帯が弱い場合
縫合 必要
切開創 120~140°

③ ICCE (水晶体嚢内摘出術)

水晶体全体を摘出。

白内障が進行している場合(核が硬い場合)
チン小帯が弱い場合
縫合 必要
切開創 160~180°