白内障手術 その2

2018/03/26

このコーナーでは、イナミ公式キャラクターeyenamix α(アイナミックス アルファ)がストックしている(=必死でかき集めた)使える営業ネタや、知っていて得すると思われる業界情報をお伝えしていきます。

結膜切開

強角膜切開による創口作成やテノン嚢下麻酔選択時に、結膜、テノン嚢を切開し、強膜を露出させる。

結膜、テノン嚢切開

強角膜切開層を作成する付近の結膜、テノン嚢を切開を行う。
⇒結膜とテノン嚢を鑷子で摘み、剪刀で輪部を切開する。(①と②のライン)

【鑷子の選択】
結膜に優しい鑷子:P-H型有鈎鑷子・無鈎鑷子
がっちり摘む鑷子:直角型有鈎鑷子
※前方突出方は結膜へのダメージを懸念して、選択しない先生方もいらっしゃるようです。

【剪刀の選択】
ベストセラー
●S-511C スプリングハンドル式剪刀 反
●S-511CSS スプリングハンドル式剪刀 反 ショート

テノン嚢剥離

テノン嚢を剥離する。(テノン嚢下麻酔選択時は、赤道部まで)
⇒テノン嚢下に剪刀を滑り込ませ、開く力を使い、剥離し、強膜を露出させる。
⇒③のラインを切開する(テノン嚢下に下刃を挿入し、切り上げるイメージ)

麻酔

術中の疼痛除去、眼球運動抑制の為に行う。

麻酔法の選択

①テノン嚢下麻酔

一般的に適応される麻酔法。有効時間は60分程度。剥離されたテノン嚢下に、鈍針を赤道部付近まで潜り込ませ、麻酔を行う。
【ベストセラー】
●M-838、M-839 深作式ピンポイント麻酔針
●M-1508 近江氏テノン嚢下注入針3ポート24G

②結膜下麻酔、テノン嚢内麻酔

結膜上から鋭針で注射。有効時間は30分程度。
【ベストセラー】
●33-2132 二プロディスポーザブル眼内注射針30G(100本入り)

③球後麻酔

長時間の効力と眼球運動の抑制力が特長の麻酔法。
経皮膚法では鋭針を用い、経結膜法ではテノン嚢下麻酔の要領で、眼球後方に鈍針で麻酔する。

【経皮法ベストセラー】
●33-2136 二プロディスポーザブル球後麻酔針(100本入)23G 曲
【経結膜法ベストセラー】
●永田氏経結膜球後針 25G(テノン嚢下麻酔でも使えます!!)