眼瞼構造と眼瞼下垂について

2018/09/25

このコーナーでは、イナミ公式キャラクターeyenamix α(アイナミックス アルファ)がストックしている(=必死でかき集めた)使える営業ネタや、知っていて得すると思われる業界情報をお伝えしていきます。

皆様におきましてはすでにご存じの内容もあるかとは思いますが、復習の意味も兼ねて是非ご一読いただいた上、御社内で情報共有をしていただければありがたい限りです。

眼瞼構造を覚えよう

瞼の構造と役割

眼輪筋

眼の周囲全体を覆う筋肉。眼を閉じる動作において主に働いています。

眼瞼挙筋

筋肉の収縮を利用して、眼の開閉をコントロールします。眼瞼挙筋にはミューラー筋という筋肉も含まれています。

挙筋腱膜

瞼板と眼瞼挙筋を結合している部分。この結合が弛緩したり、剥がれてしまうと眼瞼下垂となります。

眼窩脂肪

部からの衝撃を保護する役割を果たします。

眼瞼下垂とは

眼瞼下垂とは、まぶた(眼瞼)が垂れ下がっている(下垂)症状を言います。瞼は、正常の状態では、瞼を持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋・ミューラー筋)により瞼板が挙上される仕組みとなっております。

すなわちこの一連の流れが支障をきたすと、瞼が上手く持ち上がらず、瞼が垂れ下がった状態となってしまいます。また、その他の理由として、眼瞼皮膚弛緩により下垂なる場合があります。

  • 正常

  • 中程度

  • 強度

眼瞼下垂の治療方法は?

眼瞼下垂の手術はその症状により以下のような処置方法があります。

挙筋前転法

剥がれてしまった挙筋腱膜と瞼板とを固定する方法

挙筋短縮法

筋肉の切除や、そのまま重ね合わせる方法

経結膜挙筋短縮法

挙筋短縮法を表面からではなく、結膜側(まぶたの裏側)から切開する方法

前頭筋吊り上げ術

眼瞼挙筋が機能しない場合の、処置方法で、前頭筋の力を眼瞼後葉に伝えて開瞼させる方法

上眼瞼切開法

皮膚の弛緩による下垂に対して、余分な皮膚を切開する方法